耕作放棄地の土をほぐす、耕運機での全身労働

栽培記録
耕運機:アグリカAC-10

こんにちは、ケンちゃんです。前回はハンマーナイフモアで雑草を粉砕した話を書きましたが、今回はその続き、6月11日に行った耕運の記録です。

草を粉砕してすき込んだあとは、次に「耕運」という工程に入ります。耕運というのは、土の中に回転する刃(ロータリー)を入れて、土を掘り返しながら耕していく作業のこと。ハンマーナイフモアが地表の草を処理する機械だったのに対し、耕運機は地中の土そのものをほぐして、ふかふかの状態に変えていく機械です。

今回使ったのは、ヤンマーの「アグリカ AC-10」という乗用タイプのクローラー式耕運機。これも、ハンマーナイフモアと同じくあけぼの大豆拠点施設から1日3,000円で借りました。貸し借りの時間も含めると、結局丸一日仕事になりました。

耕運している様子

自走式の機械なので、その点では疲れにくい作業ではあったんですが、今回は想定以上に体力を使いました。原因は雑草の根っこです。耕作放棄地だっただけに根が強く張っていて、耕運機が途中で止まってしまったり、刃に雑草が絡まってしまったりすることが何度もありました。絡まった草は手で引っぱり出すしかなく、場所によっては耕運機から降りて鍬で株ごと掘り起こす場面も。今回ばかりは全身を使う作業になりました。

本当は、草刈りをしてから草がある程度乾燥(干からびた状態)するまで日数を置いたほうが、耕運機への絡まりは少なかったはずです。ただ、自分が移住した時期がちょうど種まきの時期と近かったこともあり、そこまで日数に余裕を持たせることができませんでした。絡まった雑草を取った状態が下の写真です。手で引きちぎれないものは鎌を使って切り取ります。今回の作業で一番大変なのはこれでした。

絡まった雑草を取っている様子

大変な作業ではありましたが、耕運には大事な目的があります。ひとつは、ハンマーナイフモアで粉砕した草を土の中にしっかり混ぜ込むこと。そしてもうひとつは、土の中に残っていた雑草の根っこ自体も耕運によって細かく砕かれるので、これも地上の草と同じように緑肥として扱えるようになることです。そして何より、土を柔らかくほぐすことそのものが大きな目的です。

今回は、できるだけ深く、地表から20cm以上は耕せるように意識しました。深く耕すことで枝豆の根が深くまで伸びられるようになり、栄養を吸収しやすくなるのはもちろん、地中深くの水分にもアクセスできるようになるので、乾燥にも強くなります。ただ、雑草の根が頑固だったため、草刈りのときと同じく一番遅い速度でじっくり進み、さらに同じ場所を2~3回耕運しないと土が十分に柔らかくなりませんでした。

作業を終えて思ったのは、これがもし耕作放棄地でなければ、ここまで大変ではなかっただろうということです。裏を返せば、それだけこの土地には「畑に戻すための体力」が必要だったということなんだと思います。今の立派な枝豆の足元には、こうした地道な耕運作業の積み重ねがあります。

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